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パスワード強度とは?エントロピーと「突破までの時間」で安全性を測る
「強いパスワード」は感覚では測れない
「記号を入れたから安全」と思っていても、実際の強さは別物です。パスワードの強さは**エントロピー(情報量)**という指標で数値化でき、これが「総当たり攻撃で破るのにどれくらいかかるか」を決めます。
エントロピーとは
エントロピーは「そのパスワードが取りうる組み合わせの多さ」をビットで表したものです。ざっくり言うと次の式で決まります。
- 使う文字種が多いほど大きくなる(英小文字26 < 英大小文字+数字62 < +記号 約95)
- 長さが1文字増えるごとに指数的に大きくなる
つまり、強さに最も効くのは「文字種」よりも「長さ」です。
長さと突破時間の目安
文字種を「英大小文字+数字+記号」とした場合の、総当たりに対するおおよその強さのイメージです。
| 長さ | 強さの目安 |
|---|---|
| 6文字 | 数秒〜数分で突破されうる |
| 8文字 | 短時間〜数日 |
| 12文字 | 現実的に困難(数百年規模) |
| 16文字以上 | 事実上、総当たりは不可能 |
8文字では心もとなく、12文字以上が現代の最低ラインです。
複雑さより長さが効く理由
「P@ss1!」のような短くて複雑なパスワードより、「correct-horse-battery-staple」のような長いフレーズのほうがエントロピーは高くなります。ただし、実在する単語の単純な連結は辞書攻撃に弱いため、長さ+予測しにくさの両立が理想です。
自分のパスワードを測ってみる
パスワード強度チェックツールでは、入力したパスワードのエントロピーと突破までの推定時間、弱点(短い・文字種が少ない等)をその場で評価します。処理はすべてブラウザ内で完結し、入力したパスワードはサーバーに送信されません。
ゼロから安全なものを作るならパスワード生成ツールが便利です。安全なパスワードの作り方と管理術はこちらの記事で詳しく解説しています。
まとめ
- パスワードの強さはエントロピー(情報量)で決まる
- 文字種より長さが効く。12文字以上を目安に
- 単純な単語の連結は辞書攻撃に弱い
- 強度チェックツールで自分のパスワードを安全に測れる